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ブリリア板橋大山竣工+++01
  • Posted:
  • 2012年10月26日
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ようやく今週、ブリリア板橋大山が竣工・お引き渡しを迎えます。

本日、最後のチャンスを狙って、じっくりと撮影をして参りました。

2年がかりの私たちスタジオノイデザイン監修物件の全貌を、ご紹介いたします。

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まずはメインエントランス。

川越街道側からのアクセスです。

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駅に近い方からはステップで直接入り、車椅子の方など用にはスロープも設置。

両脇にモリモリと植栽が施されたアプローチが住まう人を迎え入れます。

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緑に囲まれたメイン扉まわり。

やさしいアースカラーと、かなりダークなブラウンの組み合わせで、

甘くなりすぎない「自然さ」と「品」を醸し出しています。

館名板は錆風塗装のパネルに照明を仕込んで、夜も美しく浮かび上がります。

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建物バルコニー側の歩道。

自主管理歩道として整備し、植栽も配置してあります。

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植えられたばかりでまだまだ若い植栽帯。

樹種はシマトネリコやヤマモミジなど。

メンテナンスも配慮しつつ、どこか季節の移り変わりも感じられるような

樹種の選択をしました。

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バルコニー側見上げ。

柱とバルコニー手摺躯体壁の勝負けや、天端のボーダー吹付けタイルの納めなど、

コストのバランスを見ながらデザインとして美しく納まるようにと、

配慮した外観デザインです。

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優しい色味のグリーン系タイルは、控えめでありながらも凛として、

その存在感を静かに主張していました。

 

さて。いよいよ内部に。

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メインの扉をくぐると、風除室です。

管理人室のカウンターと郵便コーナーが隣接。

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風除室の仕上材は、エントランス外部のものを連続させて、

外と内との繋がりが感じられるようにしています。

ベージュ系の木目調壁タイルと、更に明るい色の床タイル。

天井や建具類を逆にダークなブラウンにして引き締めています。

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風除室の中に入ると、天然石と織物調タイルの壁仕上げに。

郵便受や宅配ボックス類も、周囲の素材に合わせた木目調シートを選択。

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裏側のサブエントランスからの入口側より見返し。

エレベーターホール側の床はダークな木調タイルにして、よりシックな空間を目指しました。

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シックな内部と対照的な明るい郵便コーナーです。

外部の人向けには柔らかさを保ちつつも明るさを向けて開かれた感じに。

内部の人(暮らす人)向けにはより上質な安らぎを得られるデザインを目指してメリハリを持たせました。

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メインエントランスからも、サブエントランスからも、

それぞれのルートから入る人たちを迎え入れる位置に配置した、

美しい緑の色彩を放つオリジナルタイルアート。

 

そして更に奥へ。

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エレベーターホールの奥には、小さな安らぎの空間が静かに佇んでいます。

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家事や子育てで忙しいお母さんも、お仕事から疲れて帰ってくるお父さんも。

自宅に戻る前に、ほっと一息和める身近なカフェのような空間。

そんな場になる事を願いつつ、デザインしました。

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飾られたタイルアートを親子で見ながら物語を想像したり、

窓外の緑と木漏れ日を眺めたり。

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各々が思い思いにくつろげるスペースとして、

住まう人たちの暮らしに少しでも彩りを添えられる場となってくれることを、

設計者として、願っています。

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スタジオノイスタッフ第三号も、一緒に記念撮影デス。

 

 

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