実は、この収納家具が完成して写真を撮ってinstagramにUPした翌日。

夫の母が永眠しました。

平成の終わり、令和の日を迎える1日前のことでした。

お仏壇も綺麗に整って、

その報告とお見舞いを兼ねて顔を見に行く予定でいましたが間に合わず。

静かにことりと、逝ってしまいました。

義父が亡くなって一年を過ぎて、

日々の暮らしもようやくやっている様子だったので、

いよいよこの春には東京へおいでねと我が家のすぐ近くの緑道沿いに、

声のかけやすい1階にお部屋を探したりしていたのですが。

結局のところこのような形で、

私たちの住まいにお迎えすることになりました。

住み慣れた高知で最期を迎えたのは、

やはりこれが、義母の望みだったのかなとも思います。

ハイカラなものが実は好きだった人なので。

お仏壇がこんなに見事に美しく出来上がって、

お位牌も夫が空いていた実家から我が家に持ち帰っていたから、

「何だか綺麗で居心地も良さそうで、みんな一緒で楽しそう！」

と思ってくれたのかもしれません。

聡明で自立心もしっかりとした凛とした方だったので、

最後まで息子達家族に迷惑のかからないようにと

義父を看取って諸々のタイミングを見計らって旅立ったようで、

私の尊敬の念は更に深くなりました。

私も、義母のように自分の息子の人生をただただ後押しして、

彼の未来に影を落とさないでいいような人生を歩めるように。

それがこれからの、自分自身の課題であり目標にもなりました。

毎年の高知への帰省は、

都会っ子からしてみると正直大変だったこともありますが、

義母とのおしゃべりは、ただただ楽しく、

とても豊かな時間でした。

お義母さん、やっと東京にお迎えできました。

元気な時に、見せてあげたかったなぁ。

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