今日はマレ地区や予約してあったピカソ美術館へ向かう日。
美術館が15時の予約なので、朝は宿でゆっくり。
朝食をとってから、手分けして洗濯したり掃除機をかけたり。
アパート滞在は日常の家事もあるから、普段の暮らしと変わらない。
一通り片付けが済んだら、近所のフランプリに買物へ。
この宿もあと二泊だから、買いすぎないように注意しながらの買い足し。
一度部屋に戻り荷物を置いて、さて、ぼちぼちでかけるとしますか。
アパートの目の前がバス停。
今日はバスでセーヌを渡ってシテ島から。
ずっと見たかったサント・シャペルに向かう。
しとしと降る雨の中、コンシェルジュリ脇の入口に入ると、
ものものしい持ち物とボディチェック。
テロの恐れに対して、やはりパリは厳重に警戒している感じ。
これだけ世界中から様々な人が集まってくるのだから当然だろうな。
チェックの後、サント・シャペルのみのチケットを買って中へ。
脇にある小さな塔の中の螺旋階段が
メインシャペルの入り口になっていて、
最初見落としてしまいそうだった。
中は、圧巻の美しいステンドグラス。
床は柄ものの陶板。
壁一面に色とりどりの手描きの柄が施されていて豪華。
まだ修復中で見られない部分もあったけれど、
ずっと素通りしていて全く気付いていなかった美しいシャペル、
今回訪れることができてよかった。
シャペルを出たら、更に川を越えてマレ側へ。
オットが目をつけていた文具屋さんでちょっとお買い物。
書きものに関するお店って感じ。
可愛いエッフェル塔のシールや色の綺麗な封蝋のろうなどがいろいろ。
15ユーロ以上からしかカードが使えない店なので、
細々とキャッシュで購入。
腹減りオトコが騒ぎ出したので、ポンピドゥーを仰ぎながら
早めのランチに向かった。
ちょっと事情があって、キャッシュを残さないといけないので、
今日のランチはリーズナブルなカフェテリア形式の店フランチへ。
サラダバーやデザートプレート、メイン料理に
パン・ドリンク類など一通り選んでレジへ。
3人で30ユーロ以下だから素晴らしい。
お腹いっぱい食べて、
息子も安心して入れるトイレだったようなので用も済ませて、
また歩き出した。
次はBHVというデパート。
地下がホームセンターみたいになっていて、
日曜大工品や電気小物など色々揃う。
今回変圧器が無くて充電ができずにいたものがあったので購入。
それから上の階のおもちゃ売場や、
インテリアショップなどを見て回る。
ベッドスプレッドやクッション、バスマットなどの発色が綺麗で、
価格もよい感じの物がいろいろあって悶絶していた。
あああ、あれもこれも買って帰りたい。
支払いのことももちろんあるけれど、
流石にこれだけ嵩張るものは持ち帰りが大変。
後ろ髪をひかれながら、店を後にした。
道すがら見つけたちょっと素敵なインテリア小物の店。
ミラーやガラスの小物たちが、
パリっぽいエスプリのきいたデザインで揃ってた。
それからしばらく歩いて次の目的の店に向かっだけれど、
息子の疲れも限界のようだったのでカフェで休憩。
美術館の予約時間までも微妙だったので、何軒かの店回りは諦めて、
去年も我が家のオトコたちがシャツを買ったコットンデューに向かう。
柄物も無地もとにかく派手なデザインシャツが色々の店。
でもなんだかこういう派手シャツが似合うのと、
お手頃価格で縫製もなかなかよいのでお気に入りになった店。
試着サンプルでサイズをチェックして、
好みのものをそれぞれチョイス。
オットが二枚、息子に一枚。
今回も気に入ったものを見つけてお土産にしていた。
丁度よい時間になったので、
いよいよ今年の秋にリニューアルオープンしたピカソ美術館へ。
日本でネット予約してチケットもプリントアウトして来たので、
寒空の下で並んで待つこともなくスムーズに入れた。
でも、中はやっぱり沢山の人。
作品群は相変わらず充実だけど、
じっくりゆっくり眺める雰囲気ではなく、
息子の疲れも限界で椅子で撃沈状態だったので、
さっと建物内を回って見る感じだった。
それでも、品のよい建物が綺麗にされていて
気持ちよい空間には代わりなかった。
優雅な階段。
手摺や一番下の段の意匠も綺麗。
装飾の施された踊り場や下がり壁。
高さのある天井に施されたクラッシックな装飾と、
モダンな照明器具も素敵だった。
ただ、以前の方がもっと
展示室に自然光を沢山取り込んでいたような印象だった。
朧げな記憶だから、違うかもしれないけれど。
窓から眺めるパリの街は雨模様でアンニュイ。
美術館を出たら雨足が更に強くなっていたので、
バスとメトロでアパートに戻った。
駅近くの宿はこんな時期には助かる。
今日も1日よく歩いた。
今夜のごはんはガッツリパスタ。
ソースはインスタントだけど、
オトコたちはモリモリと食べて平らげていた。
パリ8日目も終了。
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