早いもので、この旅も折り返し地点を過ぎた。
パリを拠点の残りの時間は、
去年も行った場所や初めての地域も織り交ぜながら、
うろうろと歩き回る。
今日もまた、無駄に?早起きな我ら。
東京での暮らしでは考えられない時間から活動スタート。
今日の最初の目的地はバスティーユ。
ここから歩いて、まずはマルシェ・ダリーグルへ。
インテリアショップが並ぶ通りをずんずんと進んで、
ちょっと横道に入ると路面市場が並んで広場まで繋がっている。
薄暗い8時代でも野菜や花が並んでいて、
広場の方では蚤の市の店も広げられ初めていた。
常設の建物の中でも肉や魚、チーズなどが売られてる。
いろんなオリーブのタプナードや。
テリーヌやパテ屋さんも充実。
朝早くて店はどこも開いてないけれど、
こうして市場をぐるりと歩きまわっているうちに、
やっと街が目覚めて店も開く時間になる。
それにしても勤勉な旅人たち。
休暇でこんなに沢山朝から歩き回るのだから。
息子は蚤の市で売っている置物のモチーフにインスパイアされたのか、
一生懸命どこの神様がどんな特徴で…
という話を延々と繰り返していた。
私は新鮮で様々な種類の山積み野菜に見惚れる。
カルチョーフィなんかもキロ売りで安い。
日本でも、私は食材は八百屋・肉屋・魚屋…とそれぞれの店で買うが、
身近なところにこれだけの充実の市場がまとまってあるのは羨ましい。
一通り歩きまわって、朝の珈琲をカフェで飲んだりして、
ようやく街中の店が開く10時になった。
バスティーユの駅から歩いてきた通りのインテリアショップなどを覗きながら歩く。
素敵なタオルの店や。
アクタス的な位置づけのhabitat
アビタは昔からあるけど、日本には直営店がなかなかできない。
代わりにコンランやアクタスなどがパラパラと
部分的に商品を取扱ってる感じだろうか。
毎度分厚いカタログがフリーで持ち帰れるようになっていて、
今ではおそらくWebでも買えるんだろうな。
若い頃、この店に来てはキャーキャー感じでときめいていた私も、
既に40を半ば過ぎて
随分とインテリアの好みもグレード感も変わってきたから、
当時程の熱狂は感じなかったけれども、
小物や雑貨はやはりキッチュ過ぎずに可愛かった。
その他に、フランスに来て買おうかなと思っていたのが
クリスマスツリーのオーナメント。
今年はもう古い物を飾って出かけてきたけれど、
そろそろ10年選手になる我が家のツリーも来年は交代予定。
それに先駆けて、オーナメントを新しく揃えることにした。
来年は、どんなツリーになるかな?
ぶらぶらと歩いてバスティーユに戻り、
そこから道を移ってマルシェ・バスティーユへ。
こちらも大きな公園内の市場。
小腹が減ったのでソーセージを買ってかじりつつ、
次のメトロの駅まで続く市場を眺めながら通り抜けた。
再びメトロでセーヌを渡り、今日のもう一つの目的地、自然史博物館へ。
ここからは息子の時間。
親子三人旅。
それぞれの希望を尊重しながら、みんなが楽しめる時間に。
去年も来て感動したけれど、やはりこの博物館は見所満載。
骨好き男?の息子は、隅から隅までコレは何?あれはあの動物だね!
と大興奮でくまなく見て回る。
今回借りたwifiがいまひとつ繋がりが悪くて、
いろいろ見ながら翻訳したり検索したりしたかったのに、
全然役にたたなかった。
次回はイモトのwifiに戻そう。
建物も素晴らしいけれど、陳列している棚やガラスケースもカッコいい。
そして全体的な陳列の仕方も大迫力で、
子供だけでなく大人も楽しめる博物館。
相変わらず、
様々な動物たちの骨のスケッチをしている美術系の若い人が沢山。
生の素晴らしい画材がこんなに身近にある環境、本当に素晴らしい。
一番上の階には、
それぞれの生き物の進化の説明や時代になどが展示されているのだけれど、
そのグラフィックのデザインや色使いなどもカッコよかった。
こういうプレゼンテーションの見せ方も、
どの博物館や美術館でもすごくデザイン性に飛んでいて、見るのが楽しい。
さて、朝早くから歩き回って相当にお腹が減っていたので、
博物館のある植物園の目の前にあるラ・モスケに入って昼食。
念願のモロッコ料理で、暖かい煮込み野菜を供給。
ラマダン明けに食べたりする優しいスープのハリラや。
ボリューム満点のクスクス・デュ・シェフ。
息子用に単品ケフタ(肉団子)とポテトフライ。
久しぶりにじっくりと時間をかけて味が染み込んだ煮込み料理とクスクスで、
疲れていた胃袋を労わることができてホッとした。
モスケを出たら、またムフタール通りの方へ向かう。
今日の町歩きの目的最後は、
この界隈にある食器屋さんでお気に入りを見つけることと、
ムフタール通りで食材のお土産を買うこと。
去年も店に入って狂気に陥ったこちらの店で。
あれこれまた迷ったけれど、
ずっと欲しかったサラダボウルサイズの器をうちの子に決定。
パリでの買物も、気に入った店が大体目処がたっていたので、
効率よくいろいろ選べる。
ムフタール通りではオリーブオイルとハーブ入りの塩。
パテの缶詰めたちなど、一通りの物を買って宿に戻った。
朝早くから午後まで、また沢山歩いた1日。
夕方からは部屋でのんびり、
息子の勉強を見たりお友達へのカードを書いたりして過ごして、
身体も休めた。
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