今日は頑張ってクリスマス前の夜のパリを歩く予定。
なので午前中はのんびりと過ごす。
アパートの面するモンジュ通りを殆ど歩いていなかったので、
食材の買い出しついでにプラリと散歩。
すると、すぐそばの花屋さんが思いきりツボの店構えで、
花材も好きなものばかりを扱っていたり、
品数豊富なスーパーがあったり、
沢山のパン屋さんがあったり…と、
かなり充実の大通りだったことに今更気付く。
裏のムフタール通りばかり歩いていたけど、
こちらもなかなか楽しい道だった。
道の途中で気になる路地があったのでくぐり抜けてみると、
古い観客席に囲まれた広場が現れた。
確か地図にもあった、リュテス闘技場がここか!
古代の闘技場の中を、息子は犬のようにぐるぐると走り回っていた。
買物をして一度宿に戻り、各々身体を休める。
何しろ歩き回るから、1日のうちのどこかで必ず昼寝をしたりして、
体力を調整する。
無理し過ぎないのが何より。
のんびりと部屋でランチをとって、午後からぼちぼちと出勤だ。
さっきの広場でキャッチボールをして身体をあたためてから、
まずはメトロでモンマルトルへ向かう。
モンマルトルの丘の麓は、蒲田みたいに手芸店が並ぶ。
ユザワヤみたいな店がたくさん。
私には全く縁のない世界だけれど、
手芸好きにはたまらなくワクワクする場所なんだろうな。
そんな通りを進んで行くと、
サクレクール寺院が見えてきた。
フニクラーレの乗り場に着いて、登りはらくらくケーブルカー利用で体力温存。
あっと言う間に丘の上に到着。
ここからは、パリの街が一望できる。
サクレクール寺院に抱かれるような丘の上の広場。
寺院の中も久しぶりに入ってみたら、
至る所に2€払って蝋燭買えよって威圧的な自販機が沢山。
20年前にはなかったな〜。
蝋燭は買わずに寺院を後にしてテアトル広場でお茶。
息子の絵を描け描けと、似顔絵描きが次々に声をかけてくるのは変わらない。
ザ・観光地のモンマルトルを後にして、石畳みの坂や階段を下りながらピカールの方へ向かった。
再びメトロで移動してマドレーヌへ。
マイユのパリ店に入って、試食しながらマスタード選び。
美味しいと聞いてたトリュフと緑のハーブ、
3年もののバルサミコ風味の三種を選んだ。
息子の眠気が限界にきていたので、側のカフェに入ってお昼寝休憩。
ワインやカフェを飲みながら、小一時間ほどじっくりと彼の昼寝に付き合った。
子連れ旅の割には、かなり頑張って付き合ってくれてる息子。
エネルギーチャージの後は空も段々と薄暗くなって来たので、
いよいよ夕暮れ時に輝き始めたシャンゼリゼへと向かう。
クリスマスマーケットのあるコンコルドからの道は、
クリスマス直前の土曜日というのもあってか、すごい人。
東京渋谷の夜にも負けない賑やかさ。
確かにイルミネーションは綺麗だけど、
人ごみの苦手な我らにはちょっと堪える。
昼寝後で体温が急に冷えて寒がっている息子に
あったかいホットドックとポテトを買って食べさせて、
とにかく体温を上げる。
マーケットゾーンは足早に通り過ぎて、
やっとメインのシャンゼリゼ通りへ。
凱旋門もだんだん近づいてきた。
クリスマス前のパリ体験、よし、完了。
近くのピッツェリアで夕食を済ませ、凱旋門脇のバス亭からバスに乗り込み、
モンパルナスに向かいながらエッフェル塔を眺めて帰った。
パリ観光はひとまず終了。
残りの時間は、お気に入りの界隈をたらたらと歩きまわって過ごす。
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