息子の運動会の後、
平日の振替休日には仕事も休みを取って、箱根に向かいました。
去年泊まった箱根プリンスの本館を…と思ったら、
あまりにも急すぎてさすがに宿はいっぱい。
前々から箱根に行く度に気になっていた、富士屋ホテルに泊まることに。
前日も運動会弁当だったけど、この日も朝から弁当づくり。
出発前から既に広げてフライングです。
予約のロマンスカーの前の車輛が人身事故で、小田原から箱根湯本は運休に…
なんていうハプニングもありつつ、
なんとか振替輸送のバスなどを使って現地に到着。
本日のお部屋です。
美智子皇后様もかつて泊まられたという洋館の中の一室。
ゆったりとした広さで、天井高さも3M以上あってとにかく伸びやか。
家具は古い感じで今風ではないけれど、このレトロ感がツボの我ら家族。
浴室も在来で、壁にタイルが貼ってあります。
窓枠のラフな感じもたまらなく、
ヨーロッパの古い建物のホテルに滞在しているみたい。
この方もご機嫌で、すっかりこのお部屋とホテルが気に入った様子でした。
午後4時すぎから館内ツアーがあるとのことで、息子と二人で探検にでました。
階段や手摺だけでも、そのつくりこみに感動します。
ツアーは地下の教会からスタートです。
教会の床は、ダブルヘリンボーン。
年月を経て、深い味わいがにじみ出ています。
入口の扉まわりには、ステンドグラスも。
それから、渡り廊下を渡って別棟へ。
かの有名なレストランへと向かいます。
空調の吹き出し口や溝などのディテールも凝っています。
こちらは、レストランの従業員たちがちゃんと仕事をしているか見張っている、
オーナーの顔のトーテムポール。
こ、コンセプトも含めていろんな意味でコワい…
能舞台を模した装飾。
食事を取るお客様が、お皿とお皿の合間に建物を見渡して、
目でも楽しめる空間になるように…と
いろんなアイディアが詰まったインテリアなのだそうです。
見事な格天井。圧巻です。
約一時間の館内ツアー。
ちょっと飽き気味の息子も一緒に、最後まで楽しみました。
一度部屋に戻ってお昼寝から起きたオットも一緒に。
今度は3人揃っての館内探検へ。
ビニル系の床仕上げが、サイケでかっこ良くてしびれました。
色柄ちがいでこんなタイプも。
今でもおしゃれって思ってしまうデザインです。
柱や建具のデザインも、一つ一つが凝っていて、そして魅力的。
このガラス框戸なんて、絶対どこかで使いたいです。
おそらく奥行きが一間半くらいの、庭に面したカフェスペース。
縁側のようなこういった空間は、
程よい包まれ感と自然との近さが同時に感じられて、
心から落ち着いて和める場所だなとしみじみ感じます。
ゆったりとお茶をのんだ私たちのテーブルは、
且つてジョンレノンとオノヨーコが座った席だとか。
場所に歴史あり。
なんだかミーハーに嬉しくなりました。
日本でもパリでも、何故か鯉が寄ってくるオトコ。
お庭の散歩も楽しんで、一日目はゆったりと過ごしました。
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