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リフォーム後の実家にて徒然+++
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  • 2014年8月15日
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休み一日目は、

春にリフォームした私の実家へ家族揃って遊びに行きました。

リフォーム工事数日後には母が足の手術で一ヶ月ほど入院したりして、

片付けもままならずしばらく慌ただしくしていたようですが、

退院からも一月ほど経って大分落ち着いて来たようなので、

3人で向かいました。

まずは図面でビフォーアフターのご紹介。

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上の図面が既存で、下が今回リフォームした内容です。

グレー部分は触らなかった工事範囲外部分。

以前は左側の2室が子供部屋として使われており、

その後も私や弟の荷物がまだまだ沢山残っていて、

夫婦二人暮らしだったのに

図面右側スペースにいっぱいの家具が押し込められて、

とても窮屈な暮らしをしていました。

今回工事では、

まずその子どもたちの使っていた不要物や家具の処分から始まり、

2室に別れていた子供部屋の間仕切りを撤去して大きな1室として、

足りていなかった収納を増やしたりより効率的に配置したりもし、

夫婦二人で広々と暮らせる間取りにすることを目的としていました。

そして出来上がったのがこちら。

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床のフローリングを張り替えて、

壁や天井クロスも交換したリビングダイニング。

以前は寝室として使われていた右側の洋室は今回手をつけていませんが、

大きなベッドをこの部屋から移設したので父の書斎コーナーとなり、

家具もスッキリとして随分と広々感じられる様になりました。

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好きな骨董品や器も飾りながら、

ゆったり寝そべるスペースもできたリビング。

息子が小さかった頃は家具が多すぎて遊ぶスペースもありませんでしたが、

「広くて綺麗になったね〜!」と気に入った様子。

すっかり我が家のように寛いでいました。

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こちらは二部屋だった間の間仕切りをぶち抜いた図面左側の寝室。

実は右側本棚脇にある腰壁が、以前の間仕切り壁の名残り。

このマンションは床が直張りで、

尚かつこの腰壁部分にガス管が通っていたので、

この壁をどうにも撤去することができませんでした。

そこで、邪魔にならないギリギリまで撤去してガス管部分だけ残しつつ、

なんとか納めてこの形となりました。

右側の本棚は、私が以前使っていたもの。

こちらも撤去して移設の予定でしたが、

ちょっと残った間仕切り同様そのまま動かさず再利用しています。

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こちらは反対側。

ベッドの頭部分だけ、アクセントでクロスを貼り分けています。

ちょっと赤めのものがよいという母の希望にあわせて何枚かピックアップ。

その中から気に入ったものを選んでもらいました。

ダークブラウンの少しワイルドさの残るフローリングに色合わせして、

入口建具も新しくしました。

この洋室からの自然光が玄関にも届くように大きめのガラス入りの框戸に。

写真左側の引違い戸内部は全て収納になっています。

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引違い戸の右側を開けるとこんな可動棚収納に。

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左側を開けると、このようなウォークインクローゼットに。

既に、ウォークインできないくらいモノが一杯詰まっていますが…

ハンガーパイプも左側は2段にして、

右側は一段で長物が吊るせるようにしています。

上部に丈夫な棚も設置しているので天井一杯まで収納内部を活用できます。

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玄関も幅を広げて、これまで出っ張っていた下足入れを寝室側に押しやり、

天井一杯までの下足入れや、

正面にも廊下側から使える収納を作ってスッキリと納めました。

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一番下は段差なく床もつながっているので、

重たい水のボトルなども床をスライドして仕舞えるようになっています。

日用品のストックなどが見渡せながら入れられるのでとても便利です。

工事中は、あっちへ移動こっちへ移動…と落ち着かず、

膨大な処分するものに呆然としたりしてどうなることかと思いましたが、

こうして出来上がってみると、

とても過ごしやすく風通しもよくなりました。

足の調子が悪くなってしまった母も

スムーズに動ける間取りになっていたので、

このタイミングで工事をして本当によかったと思いました。

 

実家の物と整理、段々心身ともに以前より自由がきかなくなってくる両親。

それは、物だけでなく考え方に至るまで範囲がひろがって、

古いものを上手に片付けたり処分したりすることなども苦手になってきます。

若い頃は掃除好き、片付け上手だった自分の母でさえ

こんな風になってしまうものかと、

娘である私も愕然としたことも正直ありました。

ただこれは、

我が家だけでなく同じような年代の方々に降り掛かる

非常に身近なことなのではとも思いました。

そんな中で、

数々の思い出や固執によって捨てられない片付けられないものたちを、

どのようなきっかけで整理したり処分したりするのか。

我が家の場合は、リフォームがそのきっかけとなりましたが、

子どもの世代である我々も、

一緒になって考えることが必要な時期があるのではないかと思います。

人間のライフスタイルは年々変化していきます。

小さな子どもを育てる時期。

少し育って来た時期。

夫婦二人で過ごす時期。

段々思うように身体が動かなくなってくる時期。

いずれかの介護が必要となってくる時期。

その時々のライフスタイルに住まいの形もアジャストしてあげるというのも、

ある程度のコストはかかりますが、

それ以降の人生をより快適に豊かにする為には、

必要なことなのではないかなとも思いました。

今の私たちの住まいも、

数年後にはそれぞれの生活にそぐわなくなることもあるかもしれません。

常に溜め込みすぎずにシンプルに暮らすことをどんなに心がけていても、

溜っていってしまうのは、残念ながらお金ではなく「不要な物」です。

ある節目節目に、それらを整理する「機会」をつくることも、

大切なんだなと感じた今回のリフォームでした。

 

長い時間片付けから始まって随分と大変だったけれども、

おつかれさまでした。

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