谷口吉郎・吉生記念建築博物館
金沢の犀川沿いの自邸跡地にできた記念館です。
谷口吉生氏のシンボルとも言える水盤が窓の外に広がり、
凛とした美しさに背筋が伸びるような空間でした。
2階には迎賓館赤坂離宮游心亭のお座敷やお茶室が再現されており、
見事なディテールの設えや内装を体感できる展示になっていて圧巻です。
傾斜天井の垂木が座敷の天井縁と揃って割り付けられているのは勿論。
照明器具が見えない飾り、シンプルだけど品のある屏風。
茶室の照明や意匠。
駆け込み天井や檜の網代天井。
能舞台のような茶室を囲み、同じ高さの目線で点前を見ることができる椅子座。
見どころがいっぱいのもてなしの場を1分の1スケールで体感できる
素晴らしい展示でした。
コロナ禍が落ち着いて、お点前を座って眺めてみたいです。
企画展
木材を使った建築展をやっていました。
中でも目を引いたのが、
坂茂先生設計のSWATCH本社社屋の展示。
有機的なラインで連続するピロティや
上階のホールが何だかバーバパパみたいでかわいい💕
スイスまで見に行きたい建物でした。
短い夏の旅でしたが、
久しぶりの金沢はやはり魅力あふれる街でした。
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