昨年あたりから、
実家の両親がそれぞれに入退院を繰り返したり、
以前リフォームを担当させて頂いたお客様から、
手摺を取付けたいというご連絡を頂いたり。
より身近に感じることが増えた介護や福祉という分野。
仕事の中の知識の一環として、
どこにどの位の寸法で手摺が必要などの情報は持っていましたが、
実際に年をとるということは、
人間の身体にどのような変化が訪れるのか。
また、どんなことに困るのか。
介護する家族、介護される当人の心情や、負担。
障害や病気の種類。などなど。
とにかく知らないことだらけだなあと感じていた矢先。
非常に活動的なお仕事の先輩が、介護に関するセミナーを開催して下さり、
そのお手伝いをしながら一緒にセミナーに参加することによって、
より自分の身体にその分野がぐぐっと引き寄せられた段階で、
具体的な知識としてこれらを蓄積して
落とし込もうと思って始めた勉強でした。
春ぐらいからテキストと問題集を用意して始めた久しぶりの試験勉強。
一級建築士の試験以来でした。
おかげさまで、無事先日合格通知が届きました。
3級は飛び級をして2級からの挑戦。
当初は、夏に2級を取得して、
その勢いで秋に1級まで取ろうかなとも考えていたのですが、
テキストを見ていると
建築分野の内容に関してはちょっと首を傾げることも多かったので、
ひとまずテスト勉強としてはここまでとしました。
様々な病状や障害に関する知識やステージ毎の状況など、
その辺を学べたことはとてもよかったと思います。
また、やはり縦割りというか介護のシステムや保険の内容などは
非常に入組んでいてわかりずらく、
実際に自分が当事者になった場合は苦労しそうだなということも理解しました。
申請しなきゃいけない窓口や所轄もいろいろで、
突然介護を突きつけられた家族などにも
大きな負担であろうことが予想されます。
そんなことも含めて、今後益々身近になってくるであろうこの分野に、
自分の仕事でどのようにかかわり合いながら、役立てていけるのか。
今後も少しずつ考えていけたらと思います。
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