さて。
3人揃って気に入ったバイヨンヌの街も今日でお別れ。
前日に買ってあったチケットでスペインとの国境を越えて、
サン・セバスチャンに向かう。
朝市にちょっと寄ってから、
大きな荷物をそれぞれに運びながら歩いて駅へ。
「ちょっと飛行機乗り遅れるかも事件」のトラウマからか、
えらい早くに駅に到着してしまい、
カフェも開いていない中しばらく列車を待っていた。
やっと9時39分の列車が到着。
フランスとスペインの国境の街アンダイエへ。
小さな列車だけど、カッコイイ車両。
のんびり窓の外を眺めながらの移動はやっぱり楽しい。
海が見えたり、緑豊かな丘の景色が見えたり。
そして30分ちょっとでアンダイエに到着。
駅を出て右に行くと、スペインへ向かう列車の小さな駅がある。
アンダイエからサン・セバスチャンまでは、3人で7.05ユーロ。
バイヨンヌからアンダイエまでが3人で14ユーロだったから、
合わせて21ユーロほどで移動できた。
こちらも、小さいながらもシャレた車両。
息子は、サン・セバスチャンに着くまで爆睡していて、
前に座っていたシニョーラがニコニコしながら眺めていた。
サン・セバスチャンの駅から旧市街の宿までは徒歩。
バスもあるようだが、ひとまず街の全貌を把握するために
歩いて移動してみた。
国境を越えて街の雰囲気もまたがらりと変わった。
スペインに入ったらやはり国の豊かさの違いがなんとなく感じられたんだけど、
ここサンセバスチャンは建物もかなり高級なつくり。
テラスのロートアイアンなんかも豪華で、窓廻りに重厚感がある。
そんな街を眺めながらの徒歩での移動。
重い荷物を運んでいるオットが一番しんどかっただろうが、
なんとか海沿いにある今日の宿に到着。
荷物を置いて一息ついたら、早速旧市街のバル巡りへ。
朝ホテルを出る前にパンを軽くかじっただけだったから
お腹がぺこぺこだ。
リサーチしていた何軒かの中から、まずはガンバラへ。
カウンターの上に並んだピンチョスのあれこれに目が泳ぐ。
ひとまずドリンクと、7.8種類のピンチョスを選んで席へ。
座って食べたら一気になくなり、すぐにお代わり。
息子がカニカニ言っていたのが分かったのか、
一つカニのピンチョをオマケしてくれた。
店を出てぐるりと旧市街を散策し、また入り口近くのバルをはしご。
ここの盛りつけはさっきのガンバラよりももうちょっと庶民的な感じ。
ガッツリ系の盛りっぷり。
海老や蛸のマリネ系シーフードが充実。
大きなマッシュルームやズッキーニ、茄子のピンチョス。
ダイナミックなサイズで、一つでお腹いっぱいになりそう。
ここでは暖かいメニューもあって、オムレツや煮込みを頂いた。
大きなキノコでフォアグラを挟んだピンチョス。豪華。
美味しかったけど、
流石にそうそうピンチョスばかりのハシゴもできず、
軽いパンやワインを買って宿に戻る。
移動の疲れもあるので今日はのんびり。
明日の散策に備えて休息をたっぷりとった。
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