「自分たちらしさ」を追求した家づくり
スキなもの「だけ」に囲まれた家
一つ一つ選ばれてきたお気に入りたち
断捨離なんて言葉が出てくるずっと前から、ご夫妻の整理整頓術は見事なものでした。とにかく徹底的と言える程、気に入ったもの以外は持たない。何かを持ったら、それまでの何かを処分する。そうして集められた物たちは、どれも個性豊かで味わい深いものばかりでした。
コンパクトながらも、美しく暮らす。それを実践できるハイレベルな「住まい力」を持ったご夫妻と子供さんの家のお手伝いは、とても楽しいものでした。
ガラスモザイクタイルと木製棚
最小限でも最大限の効果を
内装材は、既存で使用できるものはなるべく残す計画としました。床のフローリングや建具などは、現在のシートものとちがって天然木のものが使われていたので、クリーニングや再塗装などで綺麗にして使いました。下足入れも見事な天然木カウンターだったので既存を残して、扉だけ表面に木目調シートを選んで上貼りをしてイメージチェンジしました。カウンター上のタイルと一緒になって、パンチのきいたデザインの玄関へと生まれ変わっりました。ここも季節のディスプレイスペースとして大活躍でした
ぬくもりを感じる空間