コンパクトにゆったりと暮らす
息子さん家族と代替わりで、敷地内離れの建物を全面改装して生活することとしたご夫妻の家。
70代ではあるものの、まだお元気なお二人の住まいを、将来も見据えつつリフォームしました。
手入れも楽なコンパクトな建物。間取りをシンプルにして使い勝手もよくなるような計画としています。
暖かく、心穏やかに過ごせる住まい
寝室はいましばらく2階に
急勾配だった既存階段をゆるやかに登りやすくして、
足腰が動くうちは2階を寝室として使用する計画としています。
それにより、1階スペースを日中過ごす空間として、ゆったりとした面積を確保しています。
吹き抜けに面した障子越しにトップライトからの灯りも差し込み、風も通り抜ける気持ちよい部屋からは、
下に居る家族の気配も感じられるようにもなっています。
コンパクトに機能を集約
伸びやかさを感じられるプラン
DENよりリビングを見返す
床はオイル系仕上の3層積層フローリングで、電気式床暖房を敷設しました。やさしい肌触りの床材と珪藻土の壁で、心安らぐ空間を演出しています。
木部は少し赤みがかった色で統一して、壁の珪藻土はクリームイエローのものを選びました。
素材感と色との両方で、あたたかみを出しています。
テラス入りの玄関
玄関の手前にサンルームテラスを設置しました。
冬や雨の日でもここに洗濯物が干せるようになっています。
扉手前の敷台は、既存で使っていた無垢材の一枚板を塗装して再利用しました。