01.パークシティ市川

 

大規模マンションのクラブハウス棟デザイン監修


+++三井不動産リフォーム ソリューション事業部案件+++
 
当社が総合デザイン監修を担当することになり、実施設計も含めて携わりました。
800戸を越える規模のマンションは管理組合の規模も大きく、各工事内容やデザインに関して、
全ての稟議を通して承認を得ていくことに大変時間もかかりましたが、
最終的にはほぼ計画通りの内容でデザインを取りまとめることができました。
リノベーション前よりも、ラウンジなどで寛ぐ人たちの数も増えたとのことで、
居住者の方々にも快適に使って頂いているようです。
 
 

パークシティ市川

共用クラブハウス棟のリノベーション


 

クラブハウス棟外観

敷地入口から並木道を通り抜け正面に毅然と建つマンション全体の玄関口。
ピロティ部分の天井も、今回工事でフッ素樹脂塗装の金属板へと一新させて、
より高級感のある佇まいとなるように計画しました。

08サブエントランス天井

メインエントランス脇にあるサブエントランスのピロティ部分は、アルミスパンドレルに変えて耐候性とグレード感UPを図りました。既存のサッシなどの色や素材感、デザインなどに合わせたアルミステンカラーのものを選択して、新旧の素材が違和感なく馴染むような計画としています。


 

風除室の集合玄関機とカウンター

既存がライムストーンで、人が触る部分が黒ずんで汚れの目立っていたカウンターや
集合玄関機の台座を一新しました。
既存の壁タイル仕上げとの取り合い部分には、
スチールを加工したモールを作成して引き締めながら見切っています。
これまで張り紙などが貼られて煩雑になっていた玄関部分をスッキリとさせ、
サインは全てデザインしてオリジナルで製作をしました。
 
09
 
計画が進むにつれて、管理組合の皆さんもどんどんとデザイン性に関して
いい意味でこだわりがでて、どん欲になり、
よりスッキリと美しく演出するためにとご協力頂きました。
外部の方が集合玄関機を操作する為の案内表示もステンレスのシルク印刷で
デザインされたものを設置しています。

 

フロントカウンター

今回の工事でフロントカウンターも一新しました。
高級感のあるダークな色味の木材をベースに、ゴールドのモールがアクセントになっています。
背面の光壁は、既存建物のデザインコンセプトとなっているフランク・ロイド・ライトの
デザインイメージへのオマージュという形で計画を進めました。
一部分はブロンズカラーのミラーや錆風塗装の素材を使用して、
単調にならずにリズミカルなアシンメトリーのデザインとなるようにしています。 

 
 

 ラウンジ

 敷地の豊かな植栽を眺められるラウンジは、既存のソファの張り地を張り替えて、
テーブル等も交換して今のデザインにあわせました。
かなり痛んでいたフローリングの床も張り替えて、
色味もフロントカウンターと違和感のないように、全体のバランスがとれるものを選んでいます。
窓周囲にはカフェのようなテーブルや椅子も置かれて、
居住者の方々が気軽に立ち寄れるサロンのような場所へと一新させました。

  
吹き抜け階段ニッチのロートアイアン
 
これまで無造作にあけられていて、子供の遊び場になってしまって危険だったニッチに、本来のデザイン性を取り戻しつつ中に潜り込んで遊べないようなロートアイアンの柵を設置しました。
階段手摺のデザインと呼応するようなモティーフとして、手づくりの風合いも感じられるロートアイアンは、背面に埋め込まれていた照明で照らし出されて立体感が感じられます。
デザイン性と安全性を共に解決できる手法を考えてご提案させて頂きました。

  
 
 
05 06

1階共用トイレ

1階部分の共用トイレも全てリニューアルしました。
これまで薄暗くて、小さな子供さんたちや女性などは一瞬使用をためらってしまうような場所だったトイレを、
明るく華やかに、使うのが楽しくなるようなトイレになるようにデザインしました。
女性のトイレには赤い柄物タイルを。男性側には同柄でオフホワイトのものを選びました。
既存のブースや汚垂石などは残し、手洗いカウンターなども既存のままですが、
周囲の面材にシートを貼ったり、床も掃除のしやすい木調の塩ビタイルに張り替えたりして、
イメージががらりと変わりました。

 
 

2階階段ホール

吹き抜けの階段に面したホールの仕上げ材も全て交換しました。
事務所的なカーペットタイルと、
ちょっと昔風の柄物ボーダーの入った腰のクロスなどを全てとりやめて、
外の緑や木々の色と呼応するようなデザインのカーペットタイル張りとしました。
クロスもスッキリとシンプルなものに交換。
鉄扉の塗装もそれに合わせて色決めをして塗り替えました。
これまでバラバラだった全体のトーンを統一させることによって、
クラブハウス棟内部が全てまとまったテーマに沿った空間になっています。
また、この奥に位置するゲストルームへの通路部分であるこの場所を、
より高級感のある佇まいへと変えていきました。

 
 
  

2階ゲストルーム

ゲストルームのインテリアや備品類も一式リニューアルしました。
2種類のカラースキームをおつくりして、
いずれかのコーディネートを管理組合の方々の多数決で選んで頂きました。
こうして皆さんで参加して色々と選んで頂くことも、こうしたプロジェクトの魅力の一つかと思います。
シックなブラウンと温かみの感じられるオレンジをアクセントカラーにしてまとめたインテリア。
自然素材の木目や生地が心地よさを演出します。
今回ルームキーにつけるキーホルダーも、オリジナルで建物のイメージにあわせてデザインさせて頂きました。
真鍮の味わい深い風合いのキーホルダーは、
友人であるジュエリー作家の小倉智美さんにオーダーをして、
製作して頂きました。