旅に出てから10日以上が過ぎ、
夏休みの時期もいつの間にか終わりつつある。
わたしたちの旅はまだちょうど折り返し地点で、
夏の終わりを実感するのはまだもう少しだけ先になりそうだ。
毎日、精力的に動いている。
自転車での移動も、街あるきも。
緩急つけながら食事も美味しく食べ、
家族3人の時間をいつも通り過ごしている。
この旅に出たから、
息子が突然オトナになってデキるオトコになるわけでも、
わたしたち夫婦が急にスリムになるわけでもないけれど。
こうしていろんなコトから解放されて過ごせる
自由な時間をたっぷりと持てることは、幸せだと感じる。
息子がしばしば、
日本なら…とか日本はもっと…とか口にしていたので、
「今の日本はもう世界の中でも相当貧しい国。
技術も何もかもが中国はじめ各国に抜かされているし。
経済はジリ貧。
日本が便利だっていうけど、
その便利を維持するために安いお金で長く働かないといけないから、
こんな風に長いバカンスを取れることなんて稀。
イタリア人、イタリアが雑に超適当に見えたって、
それでも彼らは生活を維持しながら
毎年長いバカンスを楽しむことができるのだから、
生産性でいえば日本が優れているわけでも何でもないよ」
と釘を刺した。
テレビでやってる日本礼讃、すご技みたいなのばかりを
信じていたらものすごく偏った井の中の蛙に
なってしまうと思っていて、
できるだけニュートラルに冷静に
自分の国と外の世界を見られるようにという願いもあり。
今回の旅が直接的にすぐに影響があるとは思わないけれど、
どこか心に残っていてくればいいな。
そうして彼らの時代にはもっと若い人たちが賢くなって、
バランスに長けた成熟した社会に変えられるだろうか。
少しでも、若い人世代が希望を持って生きられる社会に。
そんなことを布団の中であれこれ思う朝方。
さて、そろそろ起きてまた活動の準備を。
+Duomoへ
朝からチケットを買ってDuomoを見学。
アレン君が門の上に登りたいというので、
狭くて長い螺旋階段を登ってここまできた。
トスカーナの丘陵地帯やシエナの街を一望できる絶景。
でも柵とかホントにサクッとしか作ってなくて怖いの何の。
ちなみに後ろに写っているお姉さんが、
思わず二度見してしまうくらいの美女でした。
内部の床装飾も見事。
各部位ごとに描かれている絵が違うので、
こんな風に全体がわかる掲示もあった。
前回来た時は多分入館料をとられるからと
中には入らなかったようだけれど、
今回アレン君の希望のおかげでトスカーナの眺望と
素晴らしい床の大理石柄を見る機会ができた。
そして！
やってきた我らのシャンハイ。
到着した日にやってきて、
安くて美味しくてすっかり気に入った店。
こないだ食べて美味しかった海老炒飯とビーフンに。
どうみても肉まんの皮でできた焼売たち。
初めてのトライだった鶏ラーメンは、
パスタのタリアテッレだった😅
ま、スープは美味しいけど。
昔イタリアで食べた中華料理は、
焼きそばがスパゲティで作ってたから、
最近は随分進化したな〜って思ってたけど、
麺類はやはりイタリア〜ンだった。
今日も3人でたらふく食べても27ユーロ。
普通の約半額。
ありがとうボクらのシャンハイ❤️😋
シエナの食の思い出が、すっかり中華料理になってしまった…😅
最後は散歩してカンポ広場で過ごす。
何とか旅も半分、怪我もなくここまで来られました。
今日残念なニュースは、
ミラノで予定していたACミラン対ローマ戦の予定が
2日も繰り上がって見られなくなったこと。
ああ、イタリア。
アレン君もおとうさんもかなり楽しみにしていたのでがっくり。
気をとりなおして、
またプランDやEに切り替えます。
カンポ広場は
やっぱりついつい長居しちゃう。
動画の最後にはお隣の美女の綺麗な脚も入りました(笑)
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