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フランスの旅2014 10日目
  • Posted:
  • 2014年12月31日
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今日はバリの中でのお引越しの日。

旅の最後の二日間は、バスタブのあるちょっとよい宿に。

と言う訳で、荷造りをして朝食の後には手分けして宿の掃除や片付け。

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掃除機もかけて、来た時と同じような状態に。

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ま、律儀なニッポン人ですから。

準備も整って、約束のチェックアウト時間まではまだ小一時間程あったので、

息子がすっかり気に入った闘技場で朝のキャッチボール。

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この旅の間に、随分キャッチボールしていて、

少し上手になったのだろうか。

球にも威力が出た気もする。

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…と、言ってる端から暴投で場外へ球を拾いに行ったりして。

軽く動いてまたお腹が減ったそうで、

宿の向かいにあるカフェへ。

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なかなか素敵な内装のカフェ。

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5日も泊まっていたんだから、もっと足しげく通えばよかったな。

シンプルなハムサンドも美味しかった。

ハムと一緒に挟んであるバターも美味しいんだ!

と、なるほど初めて気が付いた。

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部屋に戻って待っていると、約束の10時に呼び鈴が鳴り、

到着の時と同じ担当の男性がチェックアウトに来てくれた。

部屋を見渡して、ちょっとびっくりした表情だったのは、

すっかり綺麗に片付いていたからか?

デポジットの350ユーロを渡して貰って、

部屋を見てチェックする?

って聞いたけど、大丈夫、君たちの事を信頼してるから…と、

そのまま荷物を持って出て、無事チェックアウトも完了した。

宿を後にして、メトロに乗ってodéonまで。

そこから歩いて最後の宿、シタディーンに向かう。

チェックインよりは早い時間の到着だったけれど、

フロントに行ってみたら部屋をあてがってくれた。

セーヌ川側の部屋を希望したけど値段が違うって言われ、

子供もいるから3人だって伝えていたけど、

3人ならもっと大きな部屋がよくないか?1日64ユーロ追加して

って押し付けがましく言われたりもしてなんだかなぁって思ったけど、

最初の予定通り1日30ユーロのみ追加の部屋にしてもらい、

スタジオタイプの部屋にエキストラベッドを入れてもらった。

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それでも25m2だから、パリの宿としては余裕。

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バスルームにはバスタブ付きでトイレも広々。

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キッチンもコンパクトに一通りのものが揃ってる。

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却ってワンルームの方が部屋が伸びやかで我が家向き。

窓からはサンジェルマンの屋根裏が眺められるなかなかの部屋。

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ここが旅の最後の私たちの居場所だ。

荷物を下ろして落ち着いたら、オットは早速バスタブにお湯をはってバスタイム。

この5日間はシャワーのみの部屋だったから、

歩きまわって疲れた足腰をゆったりほぐす。

軽く休んでから、昼時にランチをとりにサン・ミッシェルの方へ。

去年泊まったお手頃飲食ゾーンでランチ。

夫婦はmenu、息子は大好きなチーズフォンデュ。

オニオングラタンスープや鴨胸肉の胡椒ソースと鉄板の組合わせでお腹いっぱい。

こっちで相変わらず夜も食べてないしそんなに馬鹿食いをしている訳でもないのに、

しかもあんなに毎日歩いているのに

どうも体重が増えているように感じるのは、

やっぱりそれぞれのカロリーがすごく高いんだろうな。

ああ、日本の食生活ってやっぱりヘルシー。

店をでてから近くのフランプリで買出し。

昨夜の不味いパスタのリベンジがしたいと言うオットに、

パスタとパスタソースを買って帰る。

部屋に戻ってからは、休息の日曜日。

私もちょっと昼寝をした後、目覚めたら息子が部屋にいない。

どうした?と思ってバスルームをのぞいたら、

トイレの前で頭をおおって倒れて泣いてる。

慌てて抱っこして部屋に連れて行って何処が痛いのか?ぶつけたのか?

聞いても首を振って泣いたまま。

オットがちゃんと話して伝えないとわからないぞって言い聞かせたら、

細〜い声で、「帽子が…ないの…」と。

「ええ〜!帽子ならクローゼットの棚の上に有るんだよ。」

私が早速持ってきたら、安堵の表情。

またもや何処かに忘れて無くしてしまったのかと思って、

親二人が昼寝中に打ちひしがれていたらしい。

ああ、おつかれちゃん。

気が緩んでどっと疲れたのか、そのまま息子もお昼寝へ。

すっかり目が覚めた私は、

窓の外の眺めを描いたりして休息の午後を過ごした。

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すっかり日も暮れてきて、

このまま夜まで寝てしまうとまた変な時差ボケになるのでオトコたちを起こし、

ノートルダム大聖堂まで夕方の散歩に出かける。

川沿いを再び歩いてサン・ミッシェルからシテ島に渡る。

丁度ノートルダムの鐘が鳴り響いて、キラキラとした大きなツリーも青く輝いて、

私的には昨日のシャンゼリゼよりこちらの方がパリの夜って感じで心に沁み入る。

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大聖堂の中には、観光客もミサに来た住民も、沢山の人が集まっていた。

ロウソクの灯。

オルガンの音。

お香の香り。

厳かな場所の中で毎週行われているミサ。

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若い頃に初めて体験した時は、衝撃だった。

日常生活の中にこんな儀式が溶けこんでいるのが。

そしてそれが行われる場所の壮大さと身近さが。

ただただ驚きで新鮮だった。

そんな旅の思い出のかけらが色々と寄せ集まって、

今の自分にも様々な影響を与えてくれている。

息子はまだまだ、小さくてわからないことだらけだろうけれど、

彼がいつか自分のお金で自分の旅に出るようになった時に、

そんな経験を沢山、怯む事なく積み上げて行って欲しいな…

そしていつか、そんな話を共有できたらいいな。

そんなことを考えつつ、大聖堂を後にした。

ふらふらと夜の街のショウウィンドウを眺めながら部屋に戻る。

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部屋に戻ったら、オットの念願のアルデンテパスタ。

大量に作ってしまって、また彼を太らせてしまった。

こんなヘビーな食事が続く旅もあと少し。

最後まで元気に、行きましょう。

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+++ノートルダム前ので記念撮影+++

 

 

 

 

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