随分とこちらのブログも更新が滞っておりました。
どうしても、
日々の業務におわれてしまうとこちらの更新に手がまわらなくなり
ついつい時間ばかりが過ぎてしまいます。
少しずつでもまた、スタジオノイの仕事のようすや日々のことなどを、
ご紹介していけたらと思います。
さて、ここ数ヶ月は、主に内装材といろいろと格闘をしておりました。
今稼働中の物件や、企画の物件などの為に素材選びをしていて、
決まったものも決まらなかったものもそれぞれにありますが、
そんな素材たちのご紹介です。
今日ご紹介するのはこちら。
TOMITAさんのこうぞ和紙のクロスです。
こんな風に壁のクロスにあわせて、
一部にアクセントとして使用することを検討していました。
少しグレーがかった織物調のクロスに、鮮やかなえび茶色を。
ナチュラルな風合いのクロスに発色の綺麗なすみれ色を。
キラキラと光沢のあるインパクトの強いクロスに、
あったかみのあるやまぶき色を。
淡いグリーン系のクロスに自然な草色を。
こんな風に、それぞれのクロスの色や風合いにあわせて、
それぞれのアクセントを決めていく作業です。
更に、床材や天井材、扉の色や素材も組み合わさったところを整理すると、
こんな風に、まとまってきます。
最近つくづく、
もうアースカラー系のモノトーンはやりつくした感を感じています。
誰がやってもそれなりに高級感もありまとまって見えるパターンは
安全ですがただそれだけに過ぎないと思うのです。
日本人は本来ものすごく豊かな色彩感覚を持っていたはずなのに、
どうして現代はそれを失ってしまったのかと残念に感じることが多いです。
もっと四季の色や自然の色を感じて日々の暮らしの中に積極的に取り入れて、
豊かな空間を彩っていけたらいいなと思います。
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